中国、米国のNVIDIAチップ輸出政策を「差別的」と非難
中国の国営メディアは米国の半導体規制を批判し、承認済みのNVIDIAのAIチップですら中国の技術成長を遅らせる「差別的」戦術だと呼び、北京の自立への取り組みを後押ししている。
中国の有力な国営新聞は、米国が改良されたNVIDIAのAIチップの中国での販売を承認したことを受けて、先進的半導体の輸出に対する米国の規制を「差別的」な政策だと非難した。
環球時報は水曜日の社説で、米国の政策は、あまり高度でないハードウェアの供給を規制することで中国の技術成長を阻害することを目的としている、と主張した。
「次善の」技術戦略
同紙によると、米国によるエヌビディアのH200チップの最近の承認は、「『最適ではない』技術の供給を制限することで、中国の先進的なチップ製造プロセスの開発を遅らせる」という意図的な戦略の一環だという。
H200はNVIDIAが現在中国への販売を許可されている最も先進的なAIチップだが、その性能は同社の新しいBlackwellチップシリーズなどの最新製品に比べて大幅に劣っている。
「NVIDIAのH200チップの中国への輸出を規制する政策は依然として差別的であることに留意すべきだ」と環球時報は述べた。
AIの自立に向けた北京の推進
社説は、人工知能(AI)分野における完全な自立の達成こそが、中国が米国の貿易封鎖を克服するための「唯一の正しい道」であると強調した。このレトリックは、過去2年間、中国政府が自国のAIおよび半導体能力の発展に向けて、より広範な取り組みを進めてきたことを反映している。
中国はH200の承認に対して控えめな反応を示したと報じられており、関係筋によると、政府は同チップの購入を厳選された国内企業のみに許可する予定だという。この慎重な姿勢は、外国技術への依存を減らすという国家目標と合致している。
アナリストらは、米国の保護主義の継続が中国国内のAIや半導体製造の取り組みを意図せず加速させ、2025年には国内の技術開発が大きく進展すると予想していると指摘している。中国共産党の機関紙、人民日報傘下の環球時報も論説でこの見解に同調した。


